終活いつ始める?

相談者様

ちまたで「終活」って言葉を聞くことが増えたけど、自分にも必要なのかな? またいつから始めるのが良いのかな?

回答者

「終活」は決して後ろ向きの作業ではありません。これからの充実した人生を送るための振り返りと捉えると、皆さん必要なことだと思います。

回答者

始める時期は、「定年退職を迎えたら」「お子さんが独立したら」「還暦を迎えたら」、どれも正解でしょうね。思い立ったが吉日です。この記事を目にした今から考えてみましょう。

終活の意義

それなりの年齢に達したあなたは、今までのようには気力、体力が続かないかもしれません。
だからこそ、一度、これまでの人生を振り返り、やり残したことはないか、今後の楽しみなことは何かを見つけ、これからも充実した生活を送るための計画を立てることを「終活」だと考えて良いのではないでしょうか。

充実した忙しい日常を過ごしていた頃には、過去を振り返る余裕がなかったかもしれません。今こそぜひ時間をとって考えてみてください。いろんな思い出があることでしょう。幸せな思い出は繰り返し思い出すことで、それだけで癒しになりますね。また、やってみたかったこと、やり残したことに気づけば、今からでもあらたな挑戦を始めてみようと活力が湧くかもしれません。

終活のやり方

一番簡単なのは「エンディングノート」を使うことです。エンディングノートには終活に必要な次のような項目があらかじめ用意されています。

  • 自分史 … これまでの自身の人生を振り返るためのページになります。充実した日々だったと、あらためて気づくかもしれません。もし反省すべきことが見つかれば、これからでも取り返しましょう!
  • 財産 … ゆくゆくは相続が発生します。不動産、預貯金、有価証券、生命保険など書き出して整理しましょう。これを機会に使わなくなった銀行口座やクレジットカードは解約するのも良いですね。また、皆さんオンラインサービスも利用されているはずなので「デジタル遺産」の整理も必要でしょう。
  • 病気や介護 … 持病やアレルギー、かかりつけ医、常備薬を一覧化します。介護への希望や、延命治療、臓器提供への考え方も整理してみましょう。余命宣告を受けたいかどうかも決めておけば、もしもの時の家族の悩み事が少し減ります。
  • 葬儀やお墓 … この手の話題は縁起が悪いと、家族であっても普段は話しにくいものです。葬儀の形式や埋葬のことなど、自分らしく人生を終えるために、ぜひ自身の希望を書き留めておきましょう。葬儀に呼んでほしい人、呼んでほしくない人もあるかもしれませんね。

エンディングノートの入手

エンディングノートは書店で市販のものが購入できます。一度手に取って、記入しやすいと思われるものを選んでみてください。

また、市販品と比べるとページ数や項目数は少ないものの、下記のように、多摩地区の各自治体でも、無料または安価で配布しています。気軽に始めるには充分に役立つと思います。

これからのこと

エンディングノートを書いてみることで、今後のやりたいことが見つかったなら、ぜひ前向きに挑戦してみましょう。

家族や周りの人たちのことが大事に思えるようになったら、それだけで穏やかな心が保てますね。

また、エンディングノートはご家族と心を通わせるツールにもなります。内容を共有して話し合ってみてはいかがでしょうか。

財産の相続や葬儀のことなどは正式な遺言書として仕上げるのも良いですね。遺言書の書き方や財産の分け方など、迷ったら、

ぜひ一緒に考えさせてください。

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