帰化申請で重要! 書類コピーの取り方のコツと注意点
帰化申請をしようと法務局に何度か足を運んでるのですが、書類のコピーの取り方が悪いと言われて再提出することがありました。正しいコピーの取り方って決まっているのですか?
帰化申請では、書類の内容だけでなくコピーの取り方にも厳格なルールがあります。書類コピーの正しい取り方について、さっそくイラストを交えて説明しますね。ぜひ参考にして効率よく準備を進めましょう!
帰化申請における書類の重要性
帰化申請の審査では、面接や日本語試験が行われる前に、必要書類を正確に揃えて提出することが重要です。
担当官に指示された書類を間違いなく収集することと、提出の際のコピーの取り方も厳格に指示に従う必要があります。コピーの取り方を間違えるだけで再提出を余儀なくされたり、そのため審査の受付が遅れたりします。
これを防ぐためにも、コピーの取り方を正しく理解し、準備を進めましょう。
正しいコピーの取り方
コピーの枚数
帰化申請に提出する申請書や添付書類は、すべて2部提出します。コピーの部数は、原本の有無により次のように分けて考えます。
- 原本が提出できないもの (例: パスポート、運転免許書) … 原本は申請時に提示し、コピーを2部提出します。
- 原本の提出が必要なもの (例: 課税証明書、住民票) … 原本とコピー1部を提出します。
- 原本が電子ファイルのもの (例: PCで作成した申請書、PDFで受け取った源泉徴収票) … 2部印刷して提出します。
コピーのサイズ
原則は、すべてA4サイズでコピーしてください。
- A4の書類はそのままA4でコピーします。
- A4より小さい書類 (パスポート、運転免許証など) はA4用紙の中央に写るようにコピーします。これについては後で具体例を示します。
- 卒業証書などでA4より大きい場合には、A4に縮小してコピーします。
- 結婚届のようなA3サイズのものも、A4に縮小します。ただし、法務局によっては縮小不可と指示されることもあるので、予め用意するなら、A4縮小とA3等倍を両方用意しておくと確実です。
両面コピーはNG
すべての書類は片面コピーが基本です。両面コピーは受け付けてもらえないため、用紙を節約したいと思っても片面で用意してください。
具体例
特に間違えやすいケースについて、イラストを使って説明します。
運転免許証など
運転免許証、在留カードなどは、表面と裏面を1枚の用紙の中央に写るようにコピーします。
実際の手順としては、まずカードの表面をA4の上半分の中央に写るようにコピーして、そのコピー出力とカードの裏面を合わせてコピーするという2度手間になります。
コンビニの最新のマルチコピー機では、両面を順にスキャンして1度にコピーしてくれる機能が備わっていますので、その機能を使うのもオススメです。ただし、拡大機能は使わないように注意しましょう。
パスポート
パスポートは、空白のページを除いて全てのページをコピーします。表紙のコピーは不要です。顔写真のあるページから始めて、書き込みやスタンプがあるページはすべてコピーします。
また、「指定書」などの紙片がホチキス留めしているページがあれば、その紙片が読める状態と、紙片をめくった状態とで2回コピーを取ります。
まとめ
帰化申請の成功には、書類の正確なコピーが不可欠です。この記事を参考に準備を進めることで、法務局に足を運ぶ回数を減らし、スムーズな手続きを目指せます。
でももっと効率よく申請を進めるには、ノウハウのある専門家に依頼いただく方が確実かと思います。コピーの取り方でなく、どんな書類を集めたら良いかなど困っているのであれば...
ぜひ一緒に考えさせてください。
お気軽にお問合せください
折り返し、お電話またはメールにてご連絡させていただきます。